2010年5月/奏玲通信

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2010年5月

盲導犬育成のための募金活動に行ってきました。

 クオちゃん3.jpg2010募金2.jpg5月29日青葉台駅で行われた「盲導犬育成のための募金」のお手伝いをしました。室長は午後の治療があったので、レオちゃんとレオママのコンビで。

           クオちゃん(ただいま訓練中)も来てくれました。

寒かったので、レオは「お気に入りの毛布」持参で。

 

 

 

 

「おまけ」コーナー新登場です!

 サングラスレオ.jpgおたのしみに~♪ こちらのコーナーでは、治療室発行の「奏玲通信」からの内容や、レオちゃん(盲導犬)のオトボケ写真、おススメの本…などなど、『お楽しみコーナー』としてご覧ください。 

 

 

 

室長日和 2010.5.20号

鍼麻酔のつづき

1ケ月ほどご無沙汰してしまいました(反省)。

実は、北米東洋医学誌(North American Journal of Oriental Medicine)という学術誌から原稿の依頼があって、格闘しておりました。なんとか、締め切りに間に合ってやれやれ…というところです。

「鍼麻酔」のお話でしたね。鍼麻酔の歴史はそれほど古くはなくて、1958年に中国において鍼麻酔による手術が初めて成功しました。1972年にニクソン大統領が中華人民共和国を訪問し、米中国交が正常化した頃に、アメリカのマスコミが「中国の神秘」として鍼麻酔をセンセーショナルに報道しました。そこから世界的な鍼ブームが沸き起こったのです。

また、その頃から欧米において鍼に関する科学的な研究が行われるようになり、鍼麻酔をすると脳内に「エンドルフィン」という物質が生じて、痛みの感覚が麻痺するということが明らかになってきました。エンドルフィンとは「エンド」(内から生じる)と、「モルフィン」(日本語では脳内モルヒネ様物質と呼ばれていて、脳内で生産されるモルヒネのような物質ということです)をつなげた合成語です。

話は変わりますが、『ランナーズハイ』という言葉を聞いたことがあると思います。マラソンランナーが、苦しみを乗り越えて走り続けていると、気分が高揚してきて苦痛を感じなくなり、快感を覚えてくるという現象です。数キロ走るジョギングとは異なり、限界に挑戦するマラソンというのは、身体にとってかなりのストレスです。そのようなストレスにさいなまれたとき、身体は麻薬のような働きを脳に作用させてストレスを回避しようとするのです。つまりマラソン(大きなストレス)によって脳内にエンドルフィンが生産されるのです。

話を鍼麻酔にもどします。鍼を刺して身体に電気を流すことによりエンドルフィンが出てきて、痛みを感じなくなるという状態は、身体が強いストレスを受けていることを意味しています。中国の鍼治療の方法は、鍼麻酔に限らず、太くて長い鍼を用いて、強めの刺激をかけることが多いようです。日本の伝統的な鍼治療法に比べると、中国の鍼治療はかなり強い刺激です。

そのような中国の鍼治療が、米中国交正常化以降、アメリカのみならず、日本でも広く行われるようになりました。日本においても、鍼麻酔を応用して『低周波鍼通電療法』という治療体系が作られて、腰痛や関節痛などの症状に広く用いられるようになりました。

ところで、1970年代にセンセーショナルに紹介された鍼麻酔ですが、それを外科手術に用いることは現在は中国でもほとんど行われていないそうです。なぜかというと、鍼麻酔がよく利く人がいる一方で、あまり利かない人もいて効果にばらつきがあったり、十分に筋肉が弛緩しないので手術がやりにくいなどの欠点があり、麻酔薬を使うことのほうが一般的なようです。

私は20年以上前にはり師免許を取得して以来、いろいろな方法を試みてきた中で、低周波鍼通電療法も行っていた時期があります。しかし、現在ではその方法を一切行っていません。

なぜならば…、ということを次回以降に書いていきたいと思います。

次回はあまり間が空かないようにしますので、読んでくださいね。ここからが大切

 

盲導犬レオのいる生活 レオママの「親ばか日記」その32

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春の思い出~♪

お友達が来てくれたり、いろんなところにお出かけしたり、楽しい春の時間がいっぱい

 3月には練馬からイヴちゃんがお父さんお母さんと来てくれました。イヴちゃんのお父さんも鍼の先生です。2時間ほどお父さん同志勉強会をしました。ママ同志はワンチャン話に大いに盛り上がりました。今度はイヴちゃんのおうちに遊びに行かせてくださいね。

 長野からベン君も来てくれました。ベン君はこのコーナー2回目の登場です。盲導犬のお仕事もすっかり板につき、ママの治療中余裕で待っていてくれました。イヴちゃんもベン君も、お父さんお母さんが大好きでとっても甘えん坊ちゃんたち…。いつも一緒がうれしくって…そんな様子はレオと一緒ですね。

 なんとレオママは地域FM局「FMサルース」(81.4MHz)の「青葉コネクション」という番組に出演!レオちゃんとの生活について15分ほどお話しました。秒刻みで展開するスタジオでの生放送、ドキドキしたけど楽しい経験でした。DJの有馬ゆみこさんもワンちゃんを飼っていて、こちらも親ばか談議で大いに盛り上がり…ハハ。

 寺家ふるさと村(横浜市青葉区)にも行きました。今年はとても寒いお花見となりましたが、桜の季節に我が家に来てくれたレオ、7回目のお花見となりました。帰りにガソリンスタンドのブタのマサル君にコンニチハ!「オーイ、君はぁ?」と強気で声をかけたものの、近くに来てくれたマサル君(とても人懐っこいブタ君)の大きさにびびったレオ…後ずさりしていました。

 

 

 

室長の健康アドバイス  (奏玲通信2010 初夏号)

新緑散歩.jpg「歩くと頭が軽くなる」…ヒポクラテス ~お散歩の勧め~

 レオ(盲導犬です)と生活をするようになって6年がたちました。私の生活の中に加わった朝1時間ほどの散歩。私の目覚ましは「4時45分」に鳴ります。前の日が遅かったりすると、眠い日もありますが、階段の所でしっぽを振っているだろう…と思えば、「えいっ」と、起きられます。 

 散歩をしだして、朝の空気を全身で感じるようになりました。まだ日の出の遅い1月、2月は、きっと暗いんでしょう、鳥たちも寝ているのか、とても静かです。今は明るくなって、鳥のさえずりの中で散歩が始まります。車もほとんど通らないので、木のにおい、空気に含まれる水分のにおい、花の香り…、目が見えなくてもどんなところを歩いているのかイメージが膨らみます。散歩が佳境に入った6時前、肌に太陽の暖かさを感じはじめ、体全体が温まり、同時に頭もジンワリ目覚めてくる感じはとても心地よいものです。

 治療に来られる方には、肩や首周りの凝り、頭痛、寝つきの悪さ、手足の冷え…などの症状をお持ちの方がとても多いです。長時間のデスクワーク、パソコンを凝視する時間の増加、ちょっとの移動でも車に乗ってしまう生活は、頭の方にばかり「気」が集まってしまい、体が休みたくても、頭が起きていて、十分な休息が取れずに全身が凝ってきてしまう。現代社会では、かなり意識して対策をしていかないと、この不快な症状はついてまわるでしょう。

 治療の際に私は「お散歩」をお勧めしています。手を振って歩くことで、足や手の筋肉が刺激され、頭に集まり過ぎていた「気」が、「足(手)の方にも行かなくちゃぁ!」と気づき、全身にまんべんなく流れてくれるようになります。長時間でなくてもいいのです。ベランダで、首を回したり、背伸びをしたりでもいいでしょう。生活の中に意識して取り入れてみてください。可能であれば朝、朝日を感じてみてください。夜型になりがちな体の時計が正常に動き始め、寝つきもよくなります。

 今回のタイトル「歩くと頭が軽くなる」は、古代ギリシャ時代《医学の父》といわれるヒポクラテスの言葉です。現代よりずっと体を動かしていただろう時代に、歩くことの大切さを説いたヒポクラテス。健康を維持するということは、古代からの普遍のテーマで、私たち人間がどう積極的に関わっていくのかが重要なんだ…と、改めて気づかされました。

 さわやかなこの季節、皆さんもお散歩に出てみましょう! 

 

 

 

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