2010年6月/奏玲通信

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2010年6月

治療室のお花 (6月その3)

カサブランカ.jpgお花を買いに行きました。濃い目のピンクのトルコキキョウがとてもきれいだったので1本購入しようとしたら(お花がこんなにたくさんついているんですよ)お花屋さんにカサブランカをいただきました。

「商品としてはもう古くなっちゃったから…」とのことでしたが、ごらんのようにとてもゴージャス、すっかり主役になってしまいました。

レースのカーテン越しに写真を撮ってみました、いい感じです(自画自賛?)。

 

6月27日 やっと、スタッフブログの更新しました!「さっちゃんのわらってハッピー 気づいたら元気

 

 

室長日和  2010・6・15号

私が鍼通電療法をやめた理由 (その2)

 かなり前の事ですが、私も鍼通電療法を行っていたことがあります。患者さんにも用いていたし、自分にも治療をしていました。それを続けていて、次のことに気づくようになりました。

・鍼通電の後に、痛みがとれたところの皮膚を触ってみると、潤いが無くなり、冷たくて、生気が失われたような感じがした。

・治療後に緊張は取れるけれど、筋肉がたるんで、本来の筋肉のしなやかさや力強さが失われた。

 治療を受けた患者さんは「おかげさまで痛みはとれましたけど、あの治療の後は気が抜けた感じで、家に帰ってからぐったりして寝てしまいました。」と、おっしゃる方が少なくありませんでした。そのような治療を続けていて私は次のようなことを思うようになりました。

 鍼通電療法は、身体にストレスをかけて、感覚を麻痺させているのではないか」

 「神経を強く刺激することによって、本来の神経の働きを衰弱させているのではないか」

 「筋肉に強いストレスをかけて、筋肉が本来持っている力を抑え込んでいるのではないか」

 「刺激が強すぎて、身体の気が抜けてしまうのではないか」

そんなことを思っていた頃に私は、「経絡治療」に出会いました。

 「生命の誕生の時に肉体に命を吹き込むもの。死の瞬間に出て行くもの。」そのような生命エネルギーの存在を前提として、古代ギリシアのヒポクラテスも、古代インドや中国の医学もホリスティック(全体観的)な医療を行っていました。

 現代西洋医学以外の世界各地の医術は、生命エネルギーを利用した治療方法をあみ出してきました。そのエネルギーを例えばインドでは『プラナ』、中国では『気』と呼んでいます。現代の日本でも、気を補い調えることを目的とした経絡治療において、ホリスティックな伝統が受け継がれてきています。

 経絡治療でも、鍼通電療法でも、身体の痛みが和らぎ、筋肉の緊張やコリはゆるみます。でも、私が日々の臨床で「身体が温まりました。」「背中に羽が生えたように身体が軽くなりました。」「気持ちがとても落ち着きました。」という患者さんの声を聴くことが出来るようになったのは、経絡治療を行うようになってからです。

 私の治療室には痛みやコリだけではなくて、「風邪を引いた」「胃の調子が悪い」「生理が不規則」「気分が落ち込む」…など、様々な症状の方が来られます。このような症状に対しては、気を補い経絡の流れを調えて、自己治癒力を高めることが必要なのです。

室長日和  2010.6・14号

私が鍼通電療法を止めた理由(その1)

「元気」という単語を国語辞典で引いてみると、次のようにあります。

 1、心身の活動の源となる力。

 2、体の調子がよく、健康であること。

 3、天地の間にあって、万物生成の根本となる精気。

1と2はわかるけど、3はどういう意味なのでしょうか。

 中国の漢の時代に書かれた、鍼灸医学の基本書である『黄帝内経』は、当時の知識の最先端であった道教の自然観を医学に応用しています。

 宇宙を満たしている気と、人間の生命の営みである気を同じものとしてとらえ、この気の流れによってすべての現象を説明するというのが道教の万物生成の考え方です。すなわち、宇宙の根源は混沌状態の元気であり、万物の生成の根源でもあります。この元気から、陽の気と陰の気が分かれて陰陽二気となります。次に陰陽二気が交わって、和気を生じ、この和気から万物が生じてくるのです。

 道家(道教を信奉する学者たち)の根本理念を説いた『荘子』は、「人の生命は気の集まりである。気が集まったのが生命であり、消散したのが死である。」というように説いています。宇宙では気が集まったり散じたりしています。生命はそういう気の流れが作り出す現象とみているわけです。

 『黄帝内経』は、宇宙と人体は一体であるととらえ、自然は大宇宙であり、人体は小宇宙であると考えます。大宇宙と同じように、小宇宙の身体にも気が流れていて、経絡というルートを通じて全身にめぐります。

 身体には自然治癒力が備わっています。身体を流れる気が不足したり滞ったりすると、自己治癒力が失われて病気になります。鍼治療により、不足している気を補ったり、滞った気の流れをよくしてあげると、自己治癒力が回復して病気は自然に治ってゆきます。

 「元気で健康」というのは、気という生命のエネルギーが身体に満ち溢れている状態であり、「病気で元気がない」というのは、気が不足していたり、気の流れが不調和になっている状態なのです。

 気が流れる経絡は、皮膚・筋肉・骨・内臓などを網羅していますが、皮膚の浅いところをめぐる経絡には、鍼治療を施すツボである経穴が点在しています。経穴は皮膚の浅いところにあるので、鍼先を皮膚に接触させる程度の刺し方で十分に治療効果が現れます。このような治療方法を「経絡治療」と言い、私はもっぱtらこの方法を行っています。

 一方、鍼麻酔の方法を応用した鍼通電療法というのは、現代西洋医学の考え方に基づいています、痛みを発している出発点(神経根)付近の深いところまで鍼を刺したり、緊張している筋肉の奥深くに鍼を刺して電気を流すと、確かに痛みが和らいだり、筋肉の緊張が緩んだりします。

 しかし、この鍼麻酔とか鍼通電療法は、私が現在行っている「経絡治療」とは、そのやり方も考え方も相当に異なります。

後半は明日!

更新頑張らせていただきます…担当スタッフより

 

 

寺家の田んぼは田植え完了!(6月6日)

寺家水田.jpg 

5月の連休の頃にはれんげが咲いていた田んぼ。水が引かれ稲の苗が整然と植えられていました。かえるの声もたくさんしていたので、「そーっと」近づいてカエル君を激写!…のつもりだったのですが、きっと水面すれすれで鳴いているんでしょう、私が近づくと「………」カエル君を見つけられず。

治療室のお花 (6月その2)

柏葉紫陽花1.jpg柏葉紫陽花2.jpg

患者さんに『カシワバアジサイ』の切花をいただきました。葉っぱの形が「柏」にちょっと似ています。

北米原産の紫陽花のひとつで最近お花屋さんで人気のある品種のようです。まーるいボール型ではなくて、縦にスーッと伸びるお花は涼しげです。

花言葉は『元気な女性』だそうです。いいですね!

治療室のお花 (6月その1)

 芍薬2.jpg芍薬1.jpg

芍薬の花です。いったい何枚の花びらがあるんでしょうか。むかし、「紙石鹸」というのがありましたが、何だか似ています。花びら一枚一枚とても薄くてフリルがあって、コロンと、まるでスーパーボールみたいだったつぼみの時とは存在感が違いゴージャス!

紀元前の頃から、ギリシャや中国などでは万能薬として珍重されていたようです。漢方薬としても重要な植物のひとつで、生薬として用いるのは、花のほうではなくて『根』を乾燥してつかいます。

写真で一緒に写っているのは『ヒメタマアザミ』といいます。

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