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室長の健康アドバイス (奏玲通信2010 秋号)

 近所のケヤキ「痛み」を正しく理解しましょう。 その2

 コリや痛みで治療に来られた患者さんからこんなことを言われることがよくあります。「病院でもらった消炎鎮痛剤入りの湿布をずっと貼っているのに、痛みが取れない」。さて、夏号の復習です。この湿布の使い方は正しいでしょうか。

 自律神経(交感神経と副交感神経)がバランスよく働いているときには白血球の働きもよく、病気に負けない免疫力を保つことが出来ます。白血球には顆粒球・リンパ球・単球の3種類に大別され、細菌や異物が体内に侵入したときにそれらを攻撃し排除したり、免疫力を高める働きをしています。ところが自律神経の働きが乱れると白血球のバランスもおかしくなり免疫力が低下します。交感神経が高ぶっている状態が続くと、白血球内の顆粒球が増えてリンパ球が減って免疫力が低下するのです。

 バンテリンなどの塗り薬や、湿布薬などには鎮痛薬のインドメタシンが配合されているものが少なくありません。患部が赤くはれていたり、熱を持ってズキズキ痛むような急性期の痛みの場合に、痛み止めの飲み薬・塗り薬・湿布薬を使ったり患部を冷やしたりすると、交感神経の働きが強まり、発痛物質のプロスタグランジンが関与している痛みはおさまります。

 でも痛みにもいろいろあって、肩こり・緊張性頭痛・疲労性腰痛などの慢性的な痛みは、交感神経の緊張からくる筋肉の疲労や、過緊張屋冷えによる場合が大半です。慢性的な痛みに対して、鎮痛剤を飲んだり、冷たい湿布をしたりすれば、交感神経の高ぶりに拍車がかかってますます痛みがひどくなる可能性があります。

 慢性的な痛みから脱却するためには、鎮痛薬の継続的な使用を慎むべきです。慢性的な痛みの場合は、温めたりして患部をやわらげて、副交感神経の働きを高めて自律神経のバランスを戻してあげることが大切です。

 「冷やさないように」というのは、×暑いのを我慢して患部を温めるとか、×汗をかきかき上着を着てしまうとかではなく、「直接冷房の風が当たり続けてしまわないように工夫する」とか、「シャワーだけで済まさずにゆっくり湯船につかって体を温める」…など、こういうことです。効果的な治療というのは「気持ちがいい」こと。そこのところは、ご自身の体の声を聞く必要がありますね。

 鍼灸治療は高ぶりすぎた交感神経をやわらげて筋肉をほぐし、血液循環をよくして手足を温めます。そして、副交感神経の働きを高めて、リンパ球を増やし免疫力を高めます。夏の疲れをリセットするために鍼灸治療をぜひお試しください。

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