2010年12月/奏玲通信

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2010年12月

室長の健康アドバイス (奏玲通信2011 初春号)

画像 383.jpg逆らわない生き方  

大宇宙の中に生かされていることに感謝して

 長男が生まれた17,8年前頃と今の生活を比べると、いろいろなことが様変わりしました。当時は宅配便にはお正月休みがありました。ですから、この時期の荷物はそのことを考慮して準備する必要があったわけです。インターネットも携帯も大して普及していませんでした。だからといってそれほど不自由を感じていたわけではないのですが、今日までの進歩はめざましく、最近ではネットで朝注文すればその日のうちに届くサービスもあるとか。

 そのようなサービスを可能にしているのは舞台裏で昼夜を問わずシステムが動いているからです。コンビニの24時間営業がわかりやすい例でしょう。確かに急を要するときにはとても便利に思えます。でもその「急」が本当にどこまで急ぎなのか私自身も疑問に感じることがあります。

 2千年前に書かれた『黄帝内経』(こうていないけい)にこんなくだりがあります。

 「大昔の人々は養生の道理をわきまえ、陰陽にのっとり、季節や暦の数にあわせ、飲食には節度があり、労働と休息にも一定の規則があり、みだりに動くことはしませんでした。それゆえに肉体と精神はとても健やかで盛んであり、彼らが当然享受すべき年令まで生きて、100才を過ぎて世を去ったのです。現在の人(といっても2千年前ですが…)はそうではなく、(中略)異常なことを平常として生活し、精気を使い果たし、命を育んでくれる気を消耗し…精気を保持することを知らずに、常々精力を用い過ぎ、一時の快さを貪り、養生に反して享楽しています。こんなことだから50歳になるやならずで老衰してしまうのです。

 いかがでしょうか。現代の私たちにもそのまま通じる厳しい洞察力には驚かされます。いつの時代にも人間の欲望には際限がないのでしょう。でも、どんなに文明が進歩しても、私たちは大自然を前にしては雨一つ操ることも出来ないはかない存在です。私たちはその普遍の力にもっと敬意を払わなくてはいけないと思います。

 「過ぎたるは及ばざるが如し」 「足るを知る」など、昔からの英知を素直に受け止めて生きていきたいものです。

 くよくよしたって始まらない。今この時を生かされていることに感謝しつつ今日も元気に!そうすれば「気」はおのずと流れます。もちろん鍼灸もお手伝いします。

 

 

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