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室長の健康アドバイス (奏玲通信2012 秋号より)

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お花屋さんに名前は聞いたんですけど忘れました…(笑)

やさしい鍼

 「氷をアイスピックで砕く」「水のつまりを棒でつついて流す」「土を桑で耕して柔らかくする」など、砕いたり流したり柔らかくする方法はいろいろあります。鍼治療というのも、それと同じような要領で筋肉に鍼を刺して、刺激を加えてコリや痛みを取るものだと思っていませんか?

 命ある心と体というのは、氷や土のようには簡単にいかないものなのです。太くて長い鍼を用いて、より深く刺して、より強い刺激をかければ頑固な痛みが取れるというものではないのです。まあ、少しは取れるかもしれませんが、強い刺激を受けた心と体はかなりのダメージも受けることになります。

 私は鍼を深く刺して強く刺激するようなことはしません。鍼はいくら細くても縫い針のような形状なので、刺そうと思えば筋肉の中にまで入りますが、そんなに深く刺さなくても十分な効果が現れます。なぜかというと、治療点であるツボは体表の浅い部分にあるからです。

 生命エネルギーである「気」は経絡というルートを通って全身をめぐります。経絡に沿って経穴(いわゆるツボ)が点在しています。皮膚の表面において、気が体の奥の方から湧き上がってきたり、奥の方へ流れ込むポイントが経穴です。針の先端には気が集まります。鍼の先端を経穴に優しく当てるだけで、その影響が体の奥の方にまで行き渡ります。とくに、子供の場合は気の流れがデリケートなので、先端が球状の特殊な鍼で経穴に軽く触れるだけで効果が現れます。ですから注射みたいに痛くないし、怖がる必要は全くないのです。

 二千年前に書かれた中国の医学書には「大自然の変化に応じた生活をして、また気候の変動に注意して、心は安らかで静かであれば、病が襲うことはない。鍼というのは生命のリズム(人の気)と大自然のリズム(天地の気)とを調和させて、病気の予防や治療をするための道具である」と説いています。私は鍼を優しく経穴に当てて気の流れを調和させようと働きかけます。すると自然治癒力が高まり、心と体は治る方向へと自ら歩み始めます。

 日々の生活の中で、疲労を感じたり、気分が落ち込んだり、風邪かなと感じたり、コリや痛みを感じた時に、風邪薬や鎮痛薬ばかりに頼るのではなくて、大自然の気と同調するような生活パターンを意識してみてください。調和のとれた気の流れになれば、病気になりにくい体質に変貌してゆきます。はりとお灸でお手伝いします。

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