室長の健康アドバイス (奏玲通信2013 秋号より)/奏玲通信

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室長の健康アドバイス (奏玲通信2013 秋号より)

出番を待つ植物たち.JPG

 

~~ 千の風になって あの大きな空を ~~

 ヨーロッパのアルプスの氷河から五千年前の男性のミイラが発見され、その皮膚からお灸治療の痕跡が見つかりました。現代日本で行われている鍼とお灸の治療法は古代中国を起源としています。五千年前のヨーロッパのお灸と古代中国のお灸とが関係があるかどうかは謎ですが、世界各地の伝統医術においては、「生命の誕生の時に肉体に命を吹き込むもの。死の瞬間に出ていくもの」というような、生命エネルギーを前提とした治療が行われてきました。そのような生命エネルギーをインドの伝統医学ではプラナ、中国では気と呼んでいます。現代西洋医学では、そのようなものは存在し得ないものだと無視されてきましたが、現代の日本では、気を補い調えることを目的とした鍼灸治療において伝統的な方法が受け継がれています。

 

      治療室の玄関などにおいている植木鉢たち。 →

     一日交代で日差しのあるところに移してあげます。

 東洋医学の哲学は「人の命をどのように全うしていくか」からスタートするので、「命とは何なのか」が問われることになりました。宇宙を満たしている気と、人の生命の根源である気を同じものととらえるのが、老子や荘子における万物生成の考え方です。すなわち、宇宙の根源は混沌状態の元気であり、この元気から陰の気と陽の気が分かれて、そこから生命が生じてくると考えます。また、「人の生命は気の集まりである。気が集まったのが生命であり、消散したのが死である」とも説かれています。宇宙では気が集まったり散じたりしています。生命はそういう気の流れが作り出す現象だと考えます。

 

 「あの大きな空を 吹きわたって…」と歌う『千の風になって』は、もしかするとそのようなことをイメージしているのではないか?実はこの原稿を書いている時たまたま流れていたメロディーを聞きながらピーンときました。

 「お元気ですか?」の元気も、もともとの意味は生命を形成する根源的な元素ということで、気が正常な状態にある健康な人を元気といい、気が病んで引用のバランスを崩し不調和な状態を病気と呼びます。

 私の治療室には痛みやコリだけではなくて、「風邪をひいた」「胃の調子が悪い」「生理が不規則」「だるくてやる気が出ない」「気分が落ち込む」…など様々な症状の方が来られます。このような症状に対しては、鍼とお灸で気を補い、経絡(けいらく=気の流れ道)の気の流れを調えて、自然治癒力を高めてあげることが必要なのです。

 「…秋には光になって 畑に降りそそぐ…」宇宙から豊かな実りの気が降り注ぐこれからの時期、存分に受け止められるように鍼灸で気を調えてみませんか。

  

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