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室長の健康アドバイス (奏玲通信2014 春号より)

 

はるうさぎ.JPG 

 注意が必要なシビレ

 一口に「シビレる」と言っても、その言葉にはいくつもの意味が混在しています。「ビリビリ・ジンジン・ザワザワ」という感覚は異常感覚、「皮膚を触っても触られている感じがしない」というのは知覚鈍麻、「手や足が動きにくい」というのは運動麻痺というように分類されますが、これらの異常感を患者さんは「シビレる」と表現されることが多いです。

 シビレが現れている部分には原因はなくて、シビレを起こしている神経の出発点に病気が潜んでいるケースがほとんどなので、その出発点にどのような問題があるかをつきとめる必要があります。

 シビレの原因は様々ですが、そのうちで手足が動きにくいなどの運動麻痺があるときには脳梗塞など脳に病気がある可能性を考慮してより注意深く診察しています。次のような症状が突然現れた場合は脳梗塞を疑ってすぐに救急車を呼ぶ必要があります。

 ①体の左右どちらかの手足が動きにくい(手のひらを上に向けて両腕を前に伸ばそうとすると片側の腕が下る・また腕が下がる側と同じ側の片足で立とうとするとふらついて立てない)

 ②顔の歪み(にっこり笑ったりイーと発音すると左右の広角のどちらかが垂れる)

 ③言葉の異常(ラリルレロが言いにくい・パタカパタカと繰り返すともつれる・言いたいことを言葉にできない・相手の話が理解できず話のつじつまが合わない)

 ④視野の異常(両目で見ても片目で見ても同じ側の視野の半分が欠けて見える)

 脳梗塞は脳の血管がつまる病気で命に関わるだけでなく、手足の麻痺や言語障害などの後遺症を残すこともあるので、専門の病院で早急に対処することが必要です。血栓を溶かして血流を再開させ脳の壊死を最小限に食い止める血栓溶解療法(t-PA療法)で早期に血流を再開できれば、後遺症を軽く、または後遺症を残さずに回復できることもあります。t-PA療法は発症から4時間半以内に行わないと効果が期待できないので、一刻も早く救急車で専門病院へ搬送してもらう必要があるわけです。

 運動麻痺の中でも顔の片側が垂れ下がる顔面神経麻痺や腕が上がりにくくなる橈骨(とうこつ)神経麻痺、あるいは歩いていると足がビリビリ痛くなる坐骨神経痛など、末梢神経障害の患者さんが当治療室にはたくさん来られていますが、そのような症状の場合は鍼灸治療で緊張を緩めて血流をよくすることで良い効果が期待できます。

 治療室の絵 武宮秀鵬(1956~)作 「はるうさぎ」

 

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