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室長の健康アドバイス (奏玲通信2014 秋号より)

  意外に多い9月の夏バテ

 夏バテの症状で治療室に来られる方は、夏真っ盛りの8月よりも9月に入ってからのほうが多い傾向にあります。夏場の不調が少しずつ積み重なって9月に崩壊するというパターンが見られます。

 夏バテは医学的には明確な定義があるわけではなく、夏の暑い季節にみられる体調不良のことを一般的に夏バテと呼んでいます。症状は様々ですが、だるさ・気持ち悪さ・胃の膨満感・食欲不振・めまい・のぼせなどが現れます。夏バテは暑さにやられるというイメージがありますが、最近の夏バテは暑さそのものよりも外の暑さと冷房で冷えた屋内との環境の変化が体調を崩す原因となることが多いようです。

 食欲不振や気持ち悪さなどの胃腸症状が現れることが多いので、病院で胃腸の検査をする人もいますが、多くの場合、胃腸には問題がないケースが大半です。夏バテとよく似た症状を現すものとして乗り物酔いがあります。頭がのぼせて冷や汗が出てきて、体がだるくなって気持ちが悪くなるというのが乗り物酔いの一般的な症状ですが、夏バテと乗り物酔いで共通するところは、頭がのぼせて手足が冷えている状態になっていることです。

 乗り物酔いの時には、車の窓を開けて涼しい空気で頭を冷やすと少し楽になりますが、夏バテの予防の秘訣も足元は冷やさないようにして頭をのぼせさせないようにすることです。

 眠くなると手足が温かくなるというのが人体の正常な反応です。でも、頭がのぼせて手足が冷たいと熟睡できずに夏の疲れがたまる一方になります。冷房の冷気は足元ばかり冷やします。例えば塾の教室で勉強している子どもたちは足腰はほとんど動かさずに脳と目はフル稼働の状態なので、どんどん冷えとのぼせが強まってしまいます。夏バテになるための条件はそのようなところに潜んでいます。

 散歩や軽いジョギングで下半身の筋肉をよく動かすことにより、筋肉運動にともなうポンプ作用で足腰の血液循環が良くなって冷えが軽減します。暑いからといってシャワーばかりでなく、熱すぎないお湯につかってゆっくり体を温めるのも効果的です。

 鍼治療で気の流れを調和させて、上半身と下半身の血流のバランスを調えると、手足が温まって頭がスッキリしてきます。さらに肩や背中の無駄な緊張を鍼灸治療で改善して疲れがたまらないようにすれば夏バテの改善につながります。

2014・9のお花.JPGリンドウやケイトウのお花が秋を運んでくれました。

 夏号発行から2ヶ月、みなさまお元気でしたか?通信の編集作業はたいてい夜遅くになってしまう^^;のですが、窓を開けていると少し肌寒くなってきました。コオロギの声も聞こえます。この夏は、多くの地域で自然災害が起こり、大変な思いをされている方も多いです。自然の脅威は私達も人事とは思えませんでした。

 被災されたみなさま、どうか健康に気をつけて。夏の疲れが出ませんように。

 

 

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