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室長の健康アドバイス (奏玲通信2014 冬号より)

 グラリオサ&ケイトウ.JPG グラリオサリリーとケイトウ

 誰もが持っている力を信じて

 病気やケガの治療で医療機関に支払われた保険診療の医療費の総額(国民医療費)は毎年増え続けていて、39兆円を超えるほどに至っています。高齢化が進んだことに加えて、医療技術が進歩して医療費が膨らんだことが主な原因と言われていますが、病院の待合室を見回してみると「その程度の症状で本当に病院に来る必要があるのかな?」という人も少なくないように思います。命にかかわるとか障害が残るおそれがあるなど、重い病気への治療費は維持しながら全体の医療費を削減するとなると、一般的な医療サービスの水準を低下させるか、国民負担を大幅に増やす以外に解決策はないとも言われています。10年前と比べても国民医療費が9兆円も増えている現状において、国民皆保険制度の維持のためにはサービスの低下もしくは負担の増加を受け入れなくてはならない日は近いかもしれません。

 現代人は風邪を引いたりお腹をこわしたりするとすぐに薬を飲んだり病院へ行ったりします。病気は薬や医者が治してくれるものだと思っている人が多いようです。本当は、病気は自分が持っている「自然治癒力」により治るのですが、現代人はそのことを忘れてしまっています。昔の人は自分の病気は自分が治すということをよく知っていました。古代ギリシャの医師ヒポクラテスは「病気を治すのは患者自身が本来持っている自然治癒力だ」と語りました。東洋医学においても気の流れを調えて人間本来のあり方を取り戻せばあとは自然に治っていくという「無為自然」の考え方が根底にあります。私も体の気を調えて自然治癒力を引き出すことを目的とした鍼灸治療を行っています。自分の中に治る力があることを忘れてしまい、自然治癒力を無視して他の力に頼りっぱなしにならないように気をつけたいものです。

 二千年前の中国で編纂された医学書には次のようなことが書かれています。

~~大昔の人のほとんどは季節の変化に合わせ節度ある食事をして、労働と休息にも規律があり、働きすぎることはありませんでした。それ故に肉体と精神は健やかで盛んであり、本来享受すべき年令まで生きることが出来ました。人々は、心はのどかで欲はなく、肉体の疲労もないので、体の気は調和のとれた流れ方をしていました。それぞれの望むところは満たされ、食べたものを美味しく思い、自分が着ているものを心地よく感じ、生活を楽しみ、地位の高低をうらやむことはありませんでした。だから重大な病に伏せることはなく、皆が百歳を超えることができて、動作にも衰えたところがなかったのです。(黄帝内経・上古天真論篇から意訳して引用)

 いろんな意味で行き過ぎてしまっている現代、少し考えてみる時期に来ているのかもしれません。

 

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