冷やしたほうがいいのか?温めたほうがいいのか?     (奏玲通信2016初夏号より 室長の健康アドバイス)/奏玲通信

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冷やしたほうがいいのか?温めたほうがいいのか?     (奏玲通信2016初夏号より 室長の健康アドバイス)

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 打撲や捻挫などで患部が赤く腫れあがりズキズキ痛むというのは、その部分に急性炎症が生じているという状態です。そのような場合はまず第一に安静にしてなるべく早め、2時間から3時間以内に限定して氷嚢で冷やすと効果的です。消炎鎮痛薬も、血管を収縮して熱や腫れを抑えて痛みを緩和してくれるので、発症の初期段階では効果的です。また、医師が処方する冷湿布にも消炎鎮痛薬が配合されているものも多いので同じように効果が期待できます。

 でも、痛みにもいろいろあります。肩こり・緊張性頭痛・疲労性腰痛などの慢性的な痛みというのは、交感神経からくる筋肉の緊張や冷えによる場合が大半です。そのような慢性的な痛みに対して、消炎鎮痛薬を飲んだり冷湿布をすれば、交感神経の高ぶりに拍車がかかってますます体が冷えて筋肉の緊張が強まる可能性があります。治療室に来られる患者さんの中には、消炎鎮痛薬を何日も飲み続けていたり、冷湿布を長期間貼っている人も見受けられます。そうした方にいつから痛みがあるのか聞いてみると「何週間も前から」とか「もう何年も痛みが続いて」と言われるのです。

 急性炎症とは受傷 してから72時間以内(文献によっては48時間以内)のことを言います。この時期を過ぎている慢性的な痛みというのは、患部の血流が悪く冷えてしまい、筋肉や腱が堅くこるなど、急性炎症とは異なる状態になっています。このような状態の時に患部を冷やし続けたり消炎鎮痛薬を使い続けると、回復を送らせてしまうことになります。むしろ患部を温めて血液循環をよくしてあげることが必要です。そうすれば自然治癒力(自ら治る力)の働きによって、こりや痛みが徐々に緩和していきます。

 

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ギリシャの医師ヒポクラテスは「病気を治すのは患者自身が本来持っている自然治癒力である」と語りました。東洋医学においても気の流れを調えて人間本来のあり方を取り戻せばあとは自然に治っていくという「無為自然」の考え方が根底にあります。

 私も「患者さんの自然治癒力を引き出す」ということを常に念頭において治療にあたっています。鍼灸治療は血液循環がよくなり体が温まるので無理なく筋肉がほぐれていきます。そうすると気持ちもほぐれていきます。気持ちがほぐれると更に筋肉がほぐれて体がホカホカしてくるのです。

       ~~鍼灸治療で心も体も健やかに!~~

 

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