自然なお通じのために (奏玲通信2016秋号 室長の健康アドバイス)/奏玲通信

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自然なお通じのために (奏玲通信2016秋号 室長の健康アドバイス)

自然なお通じのために

(庭のギボウシが今年も咲きました)

2016・8 ギボウシ2.JPG自然なお通じのための生活習慣は 「少し早く起きて朝食と排便の時間をたっぷり取ること」 です。

 食べたものは胃と小腸で栄養分か吸収されて、大腸を移動しながら水分が吸収され、残りかすが便として大腸の末端部分に溜められます。大腸の末端部分で大ぜん動という強い収縮運動が起こり、便が直腸 に移動して排便にいたるのですが、この大ぜん動は一日に数回しか生じず、最大の大ぜん動は朝起こります。また、食事で胃に食べ物が入ると神経反射によって大腸の末端部分のぜん動が活発になります。ですから、一日のうちで大腸の最も強い大ぜん動が起こる時間帯は朝食を取った後ということになります。

 このタイミングで排便するために、少しだけ早く起きて朝食と排便の時間をゆっくり確保すると良いでしょう。もし、余裕があれば、朝食前にゆっくり腹式呼吸をしながら散歩をすると、内臓の働きを担っている自律神経のバランスが調うし、腹筋運動が胃腸を刺激してくれるので快便の手助けになります。

 便秘薬には便を柔らかくするタイプのものと大腸を刺激して動かすタイプがありますが、便を柔らかくするタイプには酸化マグネシウムが使われています。マグネシウムは食材にも含まれていて、干しひじき・焼き海苔・きなこ・昆布やわかめ・玄米・落花生・アサリ・納豆・貝類のカキ・生カツオ・ほうれん草・干し柿・バナナ・さつまいもなどに多く含まれています。また、穀類や野菜に含まれる糖質の多くは炭水化物として存在しますが、炭水化物の中には腸内環境を整える食物繊維やオリゴ糖などが含まれています。玄米は本来腸には良いのですが、しっかり噛まないで食べていると未消化のまま大腸に溜まってしまうので便秘解消には逆効果になることもあり注意が必要です。

 夜遅い食事も腸内環境を乱します。十二指腸から分泌されるモチリンというホルモンは、夜間の空腹時に出て胃腸の運動をうながして腸内を掃除して次の食事の準備をしてくれます。しかし空腹でないと分泌量は減ってしまうので、就寝3時間前に食事を済ますのが理想的です。また、腸が冷えると下痢や便秘になりやすいのでお腹を冷やさない工夫も必要です。

 胃腸の働きを良くするツボは手や足に多く点在しています。慎重に診察してそれぞれの人に適したツボを用いて鍼灸治療をすると、その直後からコロコロという心地よい音がお腹から聞こえてきます。お腹の調子を調えたり、お腹を温めるためにも鍼灸治療は効果を発揮します。ぜひお試しください。

 

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