「気にしなければ気は流れます」(奏玲通信2017春号)/奏玲通信

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「気にしなければ気は流れます」(奏玲通信2017春号)

お雛様お小さなチューリップ

  tulip日差しに暖かさを感じる日も増えてきました。寒かった時期を越えて木々も緑の葉をつけていきます。大きなエネルギーが動く季節、自然の変化とともに体調も刺激を受けやすい時です。休養をしっかり取って変化に負けないようにしたいものです。東日本大震災から6年、その間もずっと仮設住宅や他県で過ごしている方がまだまだたくさんいることを心に留めて支援を続けていきましょう。tulip

 

※※※室長の健康アドバイス「気にしなければ気は流れます」 (奏玲通信2017 春号より)※※※

  どんなに名優と呼ばれる俳優も、初めて演じる劇の台本を手にした時には、とことんセリフを読み込み、イメージし、役の世界に入り込んでいきます。やがて自分の身体の存在を忘れ、その役になりきることで、迫真の演技を繰り広げます。私たちが歩いているときに、足の出し方や手の振り方を一つ一つ意識していたら、ぎこちない歩き方になってしまいます。仕事をしているときに、自分の体を一つ一つ意識していたのでは能率は上がりません。食欲もお通じも睡眠も仕事も、順調な時には自分の体の存在は意識に上らないし、胃腸は順調に消化吸収し、筋肉や関節も順調に動いています。そのように「順調なとき」というのは、命の源である「気」も全身を滞りなく流れています。

  東洋医学で言うところの「気」とは、命の源・活力の源であり、また精神の源でもあるので、気が順調に流れていれば身も心も軽快です。食べたものがもたれて胃が気になるとか、動悸がして心臓が気になるとか、寝る前に耳鳴りがして気になるなど、不調な部分を意識すればするほど、症状がどんどん悪くなるように感じてしまいます。病院で検査をしても異常は見当たらないから「病気ではない」と言われて、それでも体調が気になるということで私のところに来られる方は少なくありません。病院の検査で「異常なし」でも、脈の拍動の状態・お腹の緊張の状態・皮膚のきめや寒熱の状態など、東洋医学的な診察をすると、不調な部分の気が滞っていたり不足していたりなどの何かしらの異常が必ず見つかります。

  気は、手・足・内蔵・脳・目・鼻・耳等々、全身をまんべんなくめぐっています。体のどこに気が不足しているか、どこに滞りがあるかを診察して、鍼とお灸で不足している部分に気を補い、滞っている部分の気の流れをよくします。全身の気が順調に流れ始めると、不調な部分の存在が気にならなくなり、体調も回復してゆきます。自分の体を意識しないでいられるということが健康的なことであり、それが理想的な生き方なのではないでしょうか。

  般若心経には「色不異空 空不異色 色即是空 空即是色」とあります。身体は空に異ならず。空は身体に異ならず。空というのは何も無いことではなくて、空という状態はそのまま健全な身体があることです。あるがままの身体はそのまま空であり、空であるということはあるがままの身体があるということです。そういう考え方の中から、とらわれのない自由で健康な生き方が出てくるのではないでしょうか。 

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