盲導犬という職業は存在する?(その4)導いてもらうのではなくて、歩行は共同作業なんです(≧∇≦)b/奏玲通信

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盲導犬という職業は存在する?(その4)導いてもらうのではなくて、歩行は共同作業なんです(≧∇≦)b

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盲導犬を文字通りに解釈するならば、盲人を導く犬ということですね。

 例えば自宅から駅まで行くときに、レノにハーネスを着けて、ハーネスのハンドルを右手で握って、「それじゃあ駅までゴー。」と私がレノに伝えると、「OK」とばかりに、レノは駅までスタスタと歩き始めて、私はそれに導かれて駅まで到着…、なんてことができればラクチンですけど、そうは問屋が卸さないわけでcoldsweats01

私が目的地までの道順を頭に思い描いて、「ストレート・ゴー」とか「ライト・ゴー」とか、レノに指示しなければ目的地にはたどり着けないんです。家を出て、私が何も声かけをしなければ、とりあえずレノはルンルン気分で歩き始めるけどnotes、糸が切れたタコのようなもので、どこへ行くやら、おてんとう様に聞いてちょうだいdog。  

自宅から駅まで行く場合は、玄関を出て外階段を降りたら、駅は左に行くので「レフト・ゴー」と声をかけて左方向へ歩き始めます。盲導犬は道の左側に沿って歩くように習慣づけられているので、私は左手でハーネスのグリップを持ってレノの右側を歩きます。左側にある電柱とか、止まっているバイクとかをレノはよけながら進みます。しばらく歩くと大きな交差点なので、私は車の走行音などの周囲の音を注意深く聞いて、交差点に近づいていることを察知したら、「コーナー」とレノに声かけをします。コーナーとは道の角を意味する指示語で、レノは交差点の角に来ると、左に少し入り込んで止まります。これで交差点の曲がり角に到着したことを私は察知します。その交差点を左に行くと駅なので、「レフト・ゴー」とレノに声かけをして歩き始めます。歩道の左端に沿ってさらに進むと、信号機のある交差点があります。周囲の音や靴底の感覚から交差点に近づいたことを察知したら、「カーブ」とレノに声かけをします。カーブとは段差を意味する指示語で、歩道と車道の縁石・階段の登り口・降り口など、段差になっているところはすべてカーブと言います。レノは、交差点の歩道と車道の境の段差の手前で止まります。こちら側の信号が赤であっても青であっても、いずれにしても止まります。犬は色盲だから信号の赤と青の区別がわからないんだと言う人がいますが、それ以前の問題で、犬に信号機が見えていたとしても、信号機は何をするためのものなのか、信号機の存在理由を認識できないんです。いくら訓練を積みかさねても、赤で止まって、青で歩き始めることを盲導犬がやるのは不可能なんです。だから信号が赤でも青でも、交差点に信号機があってもなくても、いずれにしても歩道と車道の段差のところで止まるか、段差がない場合は角に入り込んで止まるという習慣を訓練で身につけるわけです。  レノも信号がわからないし、私も信号が見えないし、そうなると、赤なのか青なのか、渡っていいのかいけないのか…、これでは駅までたどり着けないから色なんて無視して強行突破?punch そんな無謀なことはできないしね。2017・3・20パンジーとレノ(縮小).jpg

先日の月曜日はお天気よくてお母さんとお散歩。レオ兄ちゃんとよく行った「たちばな台公園」です。いつもお花がきれいtulip

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