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奏玲通信 : 室長日和アーカイブ

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共鳴する世界

 10年程前のことだが、横浜ジャズ祭で、ジャズピアノの板橋文夫と神奈川フィルとの共演があるというので、関内ホールまで聴きに行ったことがある。その年はデューク・エリントンの生誕100年だったか何だかで、エリントンナンバーに焦点がしぼられた企画だった。板橋と神フィルの演奏は大変にすばらしくて、ホール全体に感動の渦巻きが起こったことを今も鮮明に憶えている。

 でも、最初の一曲だけは板橋は出てこないで、意外にも武満徹の交響曲が神フィルによって粛々と奏でられたのである。「なんで武満徹なの?」と思ったが、武満はエリントンを深く敬愛していたからだとのことだった。

 この演奏もすばらしいものだった。武満はCDでしか聴いたことがなかったのだが、生の響きが美しくて、目から鱗が落ちるような感動を覚えた。

 その何年か後に「武満徹著作集」(新潮社)という本を読んだのだが、武満の音楽に対する思いhが綴られていて、これもまた感銘を受けた。音楽というのは知識とテクニックを駆使して作り上げたものが「芸術的」だと評価されて、聴衆もそのような観点から聴くことを「芸術鑑賞」だと思い込んでいる。本書において武満は、そのような音楽の在り方について疑問を投げかけている。

 武満は、感じたままを余計な装飾をせずに素直に音に置き換える。すなわち、わき上がる命の響きを素直に音に置き換えているのだということを、この本を読んでそして神フィルの演奏を聴いて実感した。

 鍼灸の目的は気の調和である。気の流れを調えれば、命は美しい響きを発する。そうすれば天地自然の気と共鳴して、武満の音楽のようにさらに美しく響きわたってゆく。

お父さんのCD.JPG

我が家のCDはすべて点字のシールが貼ってありジャンルごときっちり分類。もちろん自分でやりますよ。

 

 

息の長~い支援

やっと秋らしく落ち着いてくれるのでしょうか。朝5時からのレオとの散歩の時も、蚊や汗にうっとうしさを感じることなく快適に歩けます。8月に9歳になったレオも上り坂はちょっとペースダウンしていましたが最近足取りも軽やかです。

震災から半年、一見何事もなかったような生活に戻りつつある都会の私たちですが、先日の大雨で「仮設住宅から避難」などというニューズを聞くと、何もできない自分が歯がゆく思います。いままで、「月に何か一つ」のペースで、募金などをしてきました。先月は復興支援宝くじも買い(当たりませんでしたが)ました。

今月はまだ何もしていなかったのですが、妻が「仙台の盲導犬協会でバザーがあるから品物出したいんだけど…何にもないねえ」とぶつぶつ言っていたので、バザー用の食品を買い出しに行きました。

妻がお気に入りの店で我が家が日常的に使うお気に入りのものをどれも少し多めに(ここがポイントかな)購入。とはいえ車のない我が家で手に持って帰る量は限られるので、写真位ですが…。(甘いものばかり買っていたようですが)

バザーに.JPG

  10月30日(日) (公財) 日本盲導犬協会仙台訓練センターで行われる

「第9回 秋のさくまつり」で、皆さんに買っていただけるといいです。

 

 

安産のお灸

スノーボール1.jpgスノーボール 

今月は3人の方がご出産の予定です。逆子の治療で来られた方も正常な位置に戻りました。妊娠後期になると、おなかが大きくなったことで、肩がこる、背中が張る、腰痛、足がつる…などの症状が普段より出やすくなります。また、出産に向けて心の変化で寝つきが悪くなってしまったり、体調管理はなかなか大変です。私が行っている経絡治療は痛みの刺激もほとんどなくリラックスできますので、妊婦さんがたくさん来られています。治療も出産直前まで可能です。皆さんきっと元気なお子さんをご出産されることでしょう。もうあと一息!!心から応援しています。

 

患者さんから元気をいただく日々

秋のケヤキ1.jpg 先日、4、5年ぶりにいらした患者さん。「ずっと来られなくて申し訳ありません」と恐縮されます。

 そんなこと…、ぜんぜん気にしなくていいんですよ。調子が悪くなったときに、「そうだ奏玲さんに行こう!」と思い出していただけたことはとても嬉しいことです。50前後の方々にとって、仕事は忙しいし、子育てには最もお金がかかる時期だし(うちもまさにその真っ只中なのでよくわかります)自分たちの健康管理はなかなか大変です。でも、これから先を元気に過ごすためには、時々でも鍼灸で体のメンテナンスをされることをおすすめします。

 最近急に冷えてきて、ぎっくり腰になる方が増えています。

 先日いらした方は、治療室までの階段も登ることが出来ませんでした。(階段には昇降機がありますから皆さんご利用ください)

 2回目の治療に来られた時、昇降機を出しておいたのですが、使わずに20段以上の階段を登ってこられました。「ここまで動けるようになりました!」笑顔を見せてくれた患者さんにまた嬉しくなりました。

 私は治療で、患者さんの持っている「自ら治ろうとする力」(自然治癒力)を高めるようにしていますが、はじめのころつらくて笑顔も出なかった方が、気持ちもよくなり微笑まれる様子には、こちらの方こそ元気をもらう気がしています。

 経絡治療は患者さんとの「気」のやり取りがあります。つまり、患者さんが元気になると私も元気になるんです。

 さてさて、ぎっくり腰にならないために。 ※朝起きるとき、布団の中で背伸びをしたり、手足足首を動かしたり、少しずつ身体を目覚めさせてから起きると安心です。※歯磨きするとき、顔を洗うとき、足を前後に開いて少しだけひざを曲げる。洗濯物を洗濯機から出すときなどもそうです。大事なことは、腰だけに力が集中しないようにすることです。※足腰を冷やさない。靴下はいていますか?仕事でパソコンに長時間向かっていると知らない間に下半身は冷え切ってしまいます。ひざ掛け、ホッとカーペット…暖かグッズを上手に利用しましょう。ちなみに私は小さなホッとカーペットを机の下に敷いています。

常に進化し続ける鍼灸師であるために (室長日和 2010・10・22号)

私は「東洋はり医学会」という学術団体に所属しており、日曜日には7時過ぎにはレオと家を出て研究会に行きます。本部会には北は北海道、南は九州、全国から先生方が参加されていて、毎回刺激を受け勉強になります。

この会は、単に研究発表を聞きあうだけの場ではなく、実際に実技実習をします。参加者を少人数のグループに分けてそのなかで互いに治療する側、治療される側になり、実際に治療をしてゆきます。そして、症状の判断の仕方、治療の組み立て方など、グループ内で評価しあいます。脉の感じ方一つをとっても、互いに感じあうことで新たな発見がありおもしろいです。

国内に43支部があり、私は本部会と渋谷支部に所属しています。渋谷支部のホームページをぜひご覧ください。こんな感じでやっております。(なぜかレオの写真まで…皆さんかわいがってくれるのでレオは楽しそうです)会所属の治療院の紹介もしております。

海外にも13支部がありますが、2年に一度の経絡大(大会です)には海外の先生方も多数参加されるんですよ。

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