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治療方針について

東洋医学は気の医学

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中国戦国時代の荘子は、「人の生命は気の集まりである。

気が集まったのが生命であり、消散したのが死である。」

というように説いています。

大自然は気の力によって動いています。

大自然と同様に人も気の力によって命が保たれているのです。

 

 

人体には12本の経絡が通じており、そこに気が流れています。

経絡は、手足・頭・内臓を経由して、全身をくまなくめぐります。

経絡のどこかで気の不足や滞りが生じると病気(気の病)になります。

足先を主にめぐる経絡に気が不足すると足が冷えるとか、

頭を主にめぐる経絡に気が滞るとめまいや頭痛が現れたり、

下腹部を主にめぐる経絡の気の不足や滞りで生理痛や生理不順を引き起こすなど、

12本のうちのどこに気の不調和が生じるかによって、それぞれ特徴的な症状が現れてきます。

 

東洋医学では心と体は一体(心身一如)であるとみなし、

人体のあらゆる機能は心と体の相互作用によってなされると考えます。

 

したがって、病気の原因として精神状態や感情の過不足を重視する立場をとり、

また、体の異常が精神活動や感情に影響するとみなします。

 

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現代医学では精神の座は脳であるとされていますが、

東洋医学においては、精神は身体全体に満ちあふれているものだと考えます。

肝・心・牌・肺・腎の五臓は、流れる気の貯蔵庫であるので、

精神をも貯蔵し、精神の座はそれぞれの五臓に振り分けられて貯蔵されているとみなします。

ですから内臓の気の不調和によって憂うつ・悲しみ・恐れ・怒りなどが生じてくるのです。

人はもともとかたよった存在とされているのですが、

極端に気がかたよった状態が病気ということになります。

 

このかたよりを調えることこそが鍼灸治療の目的なのです。

 

脉診流経絡治療(みゃくしんりゅうけいらくちりょう)とは

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奏玲治療室では、東洋はり医学会の方法に基づいた脉診流の経絡治療を行っています。

手首の動脈は全身の状態を反映する診察点であり、

脉診は、春秋戦国時代から存在する診断法です。

これは東洋医学、とくに鍼灸医学でもっとも重視されている診断法です。

脉(脈)の数や拍動の状態、強弱などの脈の性状を診て、臓腑・経絡の異常を診断します。

腹診も脉診と同様に古来から行われてきた診断法です。

おへそを中心とした上下左右を手で触れて、その緊張状態や皮膚の性状を診て、 臓腑・経絡の異常を診断します。

 

どの経絡に気の不調和があるのかを脉診・腹診などで診断して、

その診断結果に応じて、それぞれの経絡に点在する経穴(いわゆるツボ)に

鍼やお灸を施す方法が脉診流の経絡治療です。

 

経絡治療の目的は気の調和です。

経絡の気の不足や滞りを解消し、気がスムーズに流れるようになると、

心と体が調和していきます。

 

東洋はり医学会…1959年創立。国内外に1000人以上の会員を有する、経絡治療鍼専門家を育成するための、独立した学術団体。(学会名をクリックするとホームページがご覧になれます)

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